福岡舞子 「 」とその周辺  11月7日ー28日 2009年
Maiko FIKUOKA " " and surroud November 6 - 28 2009  

私は「紙」の表面を丁寧になでるように、作品を作る。ここ何年か「紙」と対峙して来たが、さて「紙」とは何か?という問いについて最近よく考える。たくさんの繊維が寄り、絡み合ったものが「紙」となるのだ。そういう事だと私は「紙」を理解している。
私はその緊張感のある「紙」の表面を撫でる時、時には強引に絡み合った繊維を離すようにして、しかし決して離してしまわない丁寧さをもって、その一つひとつを確認するのである。そしてまた、「紙」を撫でることは同時に、「空気」を撫でるようでもある、と思う。柔らかな綿毛のように起き上がった繊維の毛先は、光(あるいは影)を取り込んでその存在感を強くする。
しかし一連の作業を通すと、私はそれらを「紙」と呼ぶことに躊躇する。ではなにかと問われると困ってしまうので、今のところはそのようなもの、と言うことにしておきたい。
「 」の中を探る試みを、行いたいと思う。
<作家コメント2009>

Gallery III Touch on the stardust(部分)
Gallery II Gallery II
「 」 本の場合 和紙、染料、本 サイズ可変 2009(左)
「 」 blue 和紙、染料、木パネル 600 x 800 x 35 mm 2009(右)
「 」 本の場合 和紙、染料、本 サイズ可変 2009
「 」 blue 和紙、染料、木パネル 455 x 350 x 35 mm 2009(左)
「 」 purple 和紙、染料、木パネル 455 x 350 x 35 mm 2009(右)
「 」 本の場合 和紙、染料、本 サイズ可変 2009
2007年 個展 ギャラリーヤマグチクンストバウ、大阪