ミハ・ウルマン|Micha Ullman
The Museum Wiesbaden(サイト)
 ウィズバーデン美術館はフランクフルトの郊外に位置し、この地域の歴史博物館も併設された大規模な建物である。美術に関する常設展示のコレクションでは、この地の生誕であるヤウレンスキーの絵画、ドローイング、版画のコレクションは世界第一の規模を有している。主な活動は常設展示によるが、現代美術にも力を入れ、またデザインとアートの両領域において活動した作家に対して贈られるスタンコフスキー財団の受賞者の展覧会を開催することを主な事業としている。その例としては1994年開催のドナルド・ジャッドの展覧会がある。また、一方アグネス・マーチン、昨年のエバ・ヘッセの展覧会は記憶に新しい。

 今回のウルマンの展覧会は7月13日のオープンより4ヶ月間に渡り開催される大規模で、なおかつじっくりと見せる本来の美術館としての機能を十分に果たしているものといえます。また、ドローイングの展示のスペース以外の大方の作品は美術館の空間に合わせたサイト・スペシフィックな展示になっています。その彫刻という規模を超えた作品の展示室は壁面には何も飾らず、床面に敷き詰めた石、砂、ガラスの展示構成になっている。この床の作品は単なる床の作品ではなく、その部屋の天井にある明かり取りの窓の形状と、その窓から入り込む自然光との関係で作品自体が成立している。つまり本来のこの美術館の建物の持つ自然との関係のもとに各部屋の作品が成立っている。つまりその差し込む自然光そのものも作品としているのです。
 

 
ベルリン市(ビブリオテークー図書館)
鯖江高校アートプロジェクト
EARTH ROOM