Artist Page DAN FLAVIN ダン・フレビン
ダン・フレビン|DAN FLAVIN – 蛍光灯の光のアート|To Don Judd, colorist
1996.10.22(火)- 1996.11.22(金)
- ダン・フレビンの展覧会の企画は1995年に発案しました。当時ドナルド.ジャッドが遺したチナティ財団の館長にフレビンの展覧会の実現の可能性を相談したところ、早速フレビン氏に連絡してくれて本人から快諾を得ました。大阪西区川口のギャラリースペースの図面を送り、そのスペースのために新作を提供してもらう事で話が進んでいました。作品素材の蛍光灯は日本で調達して作家の指示の元展示するという構想です。その図面が1996年の5月迄に届くはずでしたが、長年の間糖尿病を患っていたフレビン氏の体調が急変し入院が必要になり、ギャラリーヤマグチの為のプランが完成できなくなったとの連絡が入りました。然し乍ら、氏はジャッドと私の関係をよく知っていたので "Untitled (To Don Judd, colorist)" という作品で展覧会を開催して欲しいという連絡が入りました。喜んでお受けして実現した展覧会です。しかし、残念ながら展覧会終了後1996年11月29日逝去され、氏にとっても小さい規模ではありましたが最後の個展となりました。