Artist Page SIMON FITZGERALD サイモン・フィッツジェラルド
SIMON FITZGERALD|賽門・弗茲傑洛-Painting the Line 1996-2008 線性冥想
2020.09.10(木)- 2020.11.01(日)
この展覧会はサイモン・フィッツジェラルドの1996年から約20年間の「line-work」シリーズの足跡を再検証する展示になります。作家の意図する「line」は表現上の手法としての「line」と言うよりは、作家の個人的な、即ち彼の精神的な位置(脳)から発せられたものが身体的な行為として立ち現れた「line」と言えるかも知れない。 1982年国費留学生として来日した目的は密教の研究であった。イギリスのコベントリー芸術大学でペインティングを修得し、画家として80年初頭より日本でも精力的に個展を開催していましたが、それらの作品は西洋的な形式に則ったものであった。その後、密教研究の結果として天台宗僧侶として得度したことは「line」シリーズの制作と何らかの関連性があると推察する。作品を創作する動機と内在する精神的な修練の結果が合体し共有された状態が彼の中で構築されたのではと。 「line」は精神的な集中の結果(瞑想)であり、「line」の途切れは「breath - 息」を意味するように見てとれる。作家固有の精神的、身体的な要素がそのまま表現され、同時に作家固有の絵画性がもっとも自然に投影されたシリーズである。
英國藝術家 – Simon Fitzgerald,1957年於英國出生,於英國Coventry University獲得藝術榮譽學士學位後,接受日本政府的公費支持前往京都市立藝術大學就讀,爾後定居於日本,目前在京都市立藝術大學任教中。 Simon Fitzgerald的作品帶入信仰在人類心理產生的意識及變化。不以特定信仰為出發點,也不以教義、語言文字等作為媒介,將個人精神與之合而為一,透過冥想與呼吸作畫。而藝術家在作品中添加的材質亦具有穿越時間、空間的永恆性,靜心觀賞,進入平靜、進入藝術家修練的軌跡。